aptとは?
apt(Advanced Packaging Tool)とは、Debian(Linuxディストリビューション)用に
作られたパッケージ管理システムのこと。
コンパイル済みのソフトウェアの管理だけでなく、ソースコードをコンパイルして
使用するソフトウェアの依存関係も解決してくれる。
aptコマンドですが、実はいろいろ歴史があって、apt / apt-get / aptitude
この3つだけでなく似たようなコマンドがあるようです。
パッケージ管理システムを実行するコマンドであることには違いないのですが
どうも微妙に動作が違うようです。
apt-get でアップデートすると旧バージョンの構成を残したままアップデートするようで
最新の構成になってくれないとか。ようは余計なゴミが残ったりする。
Debian公式サイトではaptでの実行が推奨されているようです。
■検索・情報表示
パッケージ(ソフトウェア)検索
$ apt search 検索キーワード※正規表現ききます 完全一致検索の例 $ apt search ^vim$
特定パッケージの情報表示
$ apt show パッケージ名
※ここから下のコマンドはroot権限が必要です。
■追加、ダウンロード
パッケージ(ソフトウェア)のインストール
# apt install パッケージ名
ソースパッケージのダウンロード
# apt source パッケージ名
ソースパッケージをコンパイルする為に必要なパッケージのダウンロード
# apt build-dep パッケージ名
■更新
リポジトリの更新
# apt update
インストール済みソフトウェアの更新
# apt upgrade
ディストリビューションのアップグレード(依存パッケージが削除されることもある)
# apt dist-upgrade
■削除
特定パッケージの削除
# apt remove パッケージ名
特定パッケージの設定ファイルを含めた削除
# apt purge パッケージ名
不要なパッケージの自動削除(依存されていないライブラリ)
# apt autoremove パッケージ名